鎌倉祇園大町まつり

鎌倉祇園大町まつり

大町八雲神社神輿の修繕について

2018.1.5

鎌倉には数々の歴史的文化財が存在しています。多くの文化財は静かに時を重ねて、その土地の人たちの手により、後世へと守り継がれています。

毎年夏の始まりを告げる鎌倉祇園大町まつりで、多くの担ぎ手たちにより大の字の提灯の灯りで彩られ、奉舁(ほうよ)される四社の神輿。これらは江戸時代からこの地を見守ってきました。約百年以上もの間、当時の威厳を今に引き継ぎ維持してまいりましたが、その年月に比例し、各部の劣化も多くみられます。昭和二十九年にすべての神輿の大きな修繕を行い、その後平成十八年には、一番神輿を修繕いたしました。そして当年では気候の変化により四番神輿の屋根の漆塗りが割れ大きく損傷し、修繕をせざるを得ないこととなりました。さらに他の神輿も各部の劣化や損傷が見られます。職人により検査したところ、このままでは修繕さえも不可能になりかねないとのことです。

IoT ( Internet of Things ) が注目され、あらゆるものが自動化され便利になった昨今。長い年月を経て老朽化したこれらの文化財は、現在の技術をもってしても保全することは困難なのです。これらを維持するためには、職人の手を借りてひとつ一つ丁寧に保全・復元するほかありません。

文化財は、我々に残された先人の知恵や文化が詰まった貴重なもの。私たちにとってかけがえのない文化遺産を未来へと手渡すために皆様のお力をお貸し頂きたくお願い申し上げます。

御奉賛の浄財方法については、氏子の方々はお住いの地域の自治会からご案内がまいります。そのほか御奉賛いただける方は、鎌倉大町八雲みこし会広報部会までお問い合わせください。

大町八雲神輿条目
一番神輿・・・1742年(寛保二年)造営
二番神輿・・・1860年(万延元年)造営
三番神輿・・・1860年(万延元年)造営
四番神輿・・・1860年(万延元年)造営

神輿蔵置所・・・大町八雲神社境内神輿庫「寳蔵殿」(電動式換気装置完備)

修繕内容

平成二十九年度
一番神輿・・・金具めくれ打ち直し
二番神輿・・・金具めくれ打ち直し、わらび手幅修正
三番神輿・・・金具めくれ打ち直し
四番神輿・・・金具めくれ打ち直し、屋根黒漆下地より四面塗り直し
 
平成三十年度
一番神輿・・・細部補修
二番神輿・・・屋根黒漆下地より四面塗り直し
三番神輿・・・屋根黒漆下地より四面塗り直し
四番神輿・・・細部補修
 
修繕見込み費用
約四百万円